しこたまといっしょ

↑タイの夜景にブリッジするしこたま

【最終回】ダナンなんだな〜ん その⑦

あけおめ〜〜〜〜!!!!(IKKOさんの口調で

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いかがお過ごしでしょうかみなさん。仕事に励み、愛に悩み、YouTubeで[chill mix]と検索し、「コメント欄外人ばっかやんけ!」となっているのでしょうか。

本来ならば私は今頃ダナンで過ごしている予定でした。貴重な学生最後の春休みを四角い部屋でただただ消費するとはね。若さが勿体無いぜ。

さて、ダナン旅行記もこれにて終わりです。悲しいね。

今度は一緒に行こうね♡お前に言ってんだからな。お前だよ、おーまーえ!!!!!!

 

〜前回までのあらすじ〜

楽しい旅行もそろそろ終わり!帰国するためにダナン国際空港に向かった私!しこたま!

しかし!いっけな〜い!遅刻遅刻!保安検査締め切りから1時間もすぎてる!飛行機が目の前にあるんだから乗せてくれと頼む私!VS絶対に乗せてくれない空港スタッフ!諦めた私は宿泊していたホテルに連絡しもう一泊泊めてもらうことに!まさかの追加500円!ラッキー!

 

帰国するための飛行機に乗り遅れたバカな日本人を優しく迎え入れてくれたホテルスタッフのトゥエットちゃん。

彼女は空港で一悶着しボロボロになった私を「戻ってきたの〜笑」と迎え入れてくれた。優しい。可愛い女の子の笑顔が心にしみる。

フロントで追加の宿泊代を払うとトゥエットちゃんは明日は朝食を作ってあげるから一緒に食べよう。と提案してくれた。今まで屋台やレストランメニューしか食べてこなかった私はいつかダナンの家庭料理を見てみたい、そして食べてみたいと思っていたのでかなり喜んで返事した。

 

翌朝起きて一階にあるキッチンに行くと朝市で買い物を済ませたトゥエットちゃんがもうまもなく調理に取り掛かろうとしていた。異国の食材を眼の前にして寝起きの私も流石にテンションが上がる。

魚やエビもあったので「生で食べたりするの?」と聞いたらトゥエットちゃんは目を丸くし大きな声で「ないないないない!」と。流石にあの市場で売られているものを生でいただくのは無理か、と思うと同時に食材にはしっかり火を入れてくれるだろうと安心した。

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トゥエットちゃんはキッチンで段取りよく調理を始めるので私もちょっと手伝わせてもらいながら彼女の調理風景を見ていた。同じアジア人と言えど食材の洗い方から調理器具の使い方まで違いがあって面白い。シンクに水をためてそこでたくさんの香草や野菜をバシャバシャと洗ったり、まな板を使わずになんでもちょっとしたナイフでササッと切ってしまったり適当で最高な手さばきだ。

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やっぱりナンプラーはよく使うんだなとかサラダにはMAYOなんだなとか彼女の手の動きに夢中になってしまう。

そうこうしているうちにどんどん料理は完成してたくさんの大皿が並べられなんとも豪華な朝食となった。

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バイトのスタッフの子も起きてきて私たちはトゥエットちゃんが自慢げに使う音声翻訳アプリを介して色んな話をした。トゥエットちゃんは結婚をしていて旦那さんは海が見える3つ星ホテルで働いていること、バイトの子は次の春で大学生になることなど。美味しい朝食を振る舞ってもらった上に大好きなベトナムの話を現地の人に聞くことができた私は「あ〜こりゃ飛行機逃して正解だったわ。」と心から思った。可愛い子には旅させよとはこういうことだろう。違うね。

 

朝食を終えた私はせっかくだから最後に海に入り行くか、とまた懲りずにバインミーを買って海に向かった。浜辺にはまだまだダナンに滞在する雰囲気が漂う西洋人がちらほらいて「私は今日帰るのに。」と悔しくなった。いっそこのまま帰らずここに住んでしまおうかと思うほどである。違う国のことをこんなにも好きになってしまうんだから私のDNAにはもしかしたらベトナム人の血が入ってるんじゃないかと思ったりもする。しかし私はザ!日本人の顔!であるのでそれは理想論に過ぎない。カナピ。

ダナンの海は正直めっちゃ綺麗!ではない。もちろんゴミがあったり海水が濁っていたりするわけではないが、砂浜なので透明度は高くない。しかしこのなまぬる〜い海に浮かんで異国の空と急ピッチで開発されるホテル群を見ていると心が無になり最高なのだ。私はこの海に浮かぶたびに「あ〜今の私めちゃくちゃアデルだ〜。」となり緊張が解かれる。あなたも是非『アデル』をみて海に行くたびにアデルと私を思い出してほしい。

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帰りの飛行機の時間も迫りシャワーを浴びているといよいよ帰りたくないと駄々をこねそうになる。こんな時は「お前シャワーの水使いすぎんなよ」と言わんばかりに私をずっと睨んでいるビーチスタッフのお兄ちゃんさえ離れたくなくて愛おしくなる。

空港に向かうタクシーに乗っている時なんとも切ない気持ちになった。夕方の街には帰宅するバイク乗りたちが列をなしていて、私を置いてみんなは日常のダナンにいるのだと思うとなんだか悲しくセンチメンタルに浸ってしまった。日本の帰宅ラッシュを見ると寒気がするが、このバイクの行列と鳴り響くクラクションは実に「エモい」のである。

 

そんなこんなでセンチメンタルなしこたまちゃんは無事に搭乗手続きをすませ空港で高くてまずい最悪なハンバーガーを食べ帰国したとさ。

それにしても自分の国以外で好きな国ができるって幸せなことだと思います。また絶対行きたい。バインミー致死量食べたい。(いつも言ってる)

 

みんな好きな国はありますか?

ダナンなんだな〜ん その⑥

3泊4日のダナン旅行もいよいよ最終日。

 

昼まで海でひと泳ぎして(私は泳ぐのが得意ではないので正しくはひと浮かび程度)シャワーを浴びていよいよホテルを出発。

ホテルスタッフのお姉ちゃんたちが気さくで滞在中仲良くなったし「また来てね」と言ってくれた。ラヴ。

 

さてお土産ですが私は「買ったものが他の店でもっと安く売ってたこと」にかなりのショックを受けてしまうタイプの女なのでお土産を買うときは3軒くらいハシゴして吟味します。こういうとき最初に行った店で買えばええやんって思う人は肝が据わってんなと思います。私は一生無理。お得大好き。楽天カァードマァァァァンッ!!!!!

 

おすすめお土産紹介〜

 

バッチャン焼

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小さなバッチャン村で作られているバッチャン焼は名前も絵柄も可愛くて見てるだけでかなり楽しめる。中にはこれどうやって使うねんみたいな変な皿もある。

 

セラミック食器

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バッチャン焼と違って今風なセラミック食器もかわいくておすすめ。日本にはなさそうなモードなものもあったりする。

 

調味料

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この3つが特に好きな調味料でヌックマム(ナンプラー)もたくさん売ってるけどあれは日本でもポピュラーだし大量に使うものでもないから現地では買わないかな。

1枚目はベトナム醤油でバインミーを作るときは絶対これが必要。というよりベトナム料理を作るときこの醤油を使うだけで一気に現地の味に近づく。これかけときゃ口の中は一気にヴェットナム。

2枚目と3枚目はチリソースなんだけど個人的には3枚目の方が旨味があって好き。細いタイプより緑のキャップの方がニンニクが効いているような感じ。ちなみによく見かけるのは2枚目なのでベトナムでは2枚目の方が主流なのかも。3枚目のはあまり見なかったかな。日本でもたまに売ってる。

 

巾着

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はい出た〜女子ホイホイ巾着〜

こんなんなんぼあってもええですからね〜

小さなオナゴからおばあちゃんまでが大好き巾着〜

紐とかチャックとかシースルーとか裏地付きとかいろんなものがあるので選ぶのクソ楽しい。

ベトナム巾着まじで5000枚欲しい。絶対使い切る自信ある。最高。ベトナム行く方いれば私の分買って来てください。

 

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ダナンの一角に小洒落た服屋がちらほらあるエリアがあってピアスとかワンピが可愛いので時間がある女子は行って見てください。

●Cô Gái 19.Sep

Address
62 Lê Lợi, Thạch Thang, Hải Châu, Đà Nẵng 550000

ここが特に可愛かったけどここら辺行けば他にも洋服屋あるのでどうにかなる。

大体の店が土足禁止で裸足で店に入るのが新鮮でそわそわした。

 

土産を買って最後の晩餐はめちゃんこうまいバインセオを食べに「バインセオバーユン」に。

バインセオとはバインセオベトナム語: Bánh xèo)は、日本でベトナムお好み焼き、西欧でベトナムクレープなどと呼ばれるベトナム南部の粉物料理。 Wikipediaより

 

 まじでここはうまい。最高。変な路地にあるんだけどいつもお客さんたくさんいて地元っぽい人も観光客もたくさん。おいおいここ大丈夫かよっていう路地を入って行って行き止まりにある。

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ここはこのバインセオと呼ばれるもの↓

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とつくねっぽいものとか葉っぱとかをライスペーパーで包んで謎のソースをつけて食うの。この謎ソースがまじでうまくて謎。何入ってんだあれ。企業秘密らしい。感触は完全にセメント。

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店員さんに「バインセオセット!」って頼むと適当にこのセットを持って来てくれるからあとは肉とか野菜とかなくなったものを頼んで行くシステム。たらふく食べて飲んで一人千円いかなかったと思う。

初めてのダナン旅行でこの味を覚えてしまい、今回も死ぬほど楽しみにてくてく歩いて行ったら

まさかの

閉まってた。

ショックすぎて店の前で作業してる店員と思われるおばちゃんに

「ええええええええええええええええええなんでやってないのー!?!?!?えーーーー!!!! なんでよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」と日本語で聞いてしまった。ショックを受けている日本人におばちゃんはベトナム語で説明してくれたけどもちろん意味はわからず。

しかし「コロナ?」って聞くと謎に爆笑してた。何が面白かったんだ。(旅行はコロナ禍前)

 

バインセオバーユンにフラれたので近くの店で今まで食べたことのないカオラウを食べることに。フォーやミークアン、ブンチャーカーはたくさん食べて来たけどカオラウは初体験。

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味は焼肉のタレの味に近くて、チャーシューがめっちゃ美味しかった。100円。やっす。

米粉を使った麺がモチモチでいい。

おばちゃんが何回も私の顔を見て来てニコニコするから可愛かった。美味しい?って何回も聞いてきた。彼女かよ。ラヴ。カオラウ作ったお前。

 

無事にダナン最後の飯を済ませ足早に空港に向かう。

ダナン空港は結構立派で広い。搭乗手続きをすべくベトジェットのカウンターに行きパスポートを見せる。するとスタッフに驚きのことを言われる。

 

「もう飛行機乗れません。」

 

は!?

どうやら国際線は90分前には搭乗手続きをしなければいけないらしい。この時飛行機出発20分前。完全になめていた私。

今からダッシュで手続きして乗せて欲しいって頼んだけど「無理ね。」の一言。ここで宮崎県人あるある「とにかく飛行機に遅刻する」を発揮してしまう。

途方にくれ30分ほど空港のソファに座り込み泣く泣く翌日のチケットをネットでとった。1万5千円。え、やっす。

奇跡的に泊まっていたホテルのお姉ちゃんと連絡先を交換していたので飛行機を逃したことを伝えたら「部屋準備するからまた泊まりなよ!待ってる!」と500円で泊めてくれた。激やっす。

バカな私にしばらく落ち込んだけどよくよく考えればもう一泊ダナン楽しめるやん!となり普通にテンション上がった。私が乗るはずだった飛行機を見ながら「やーい私はまだまだ遊ぶぞー!」と言ってやった。ビバ5日目。

冷静に考えて出発20分前に来る人間やべーな。電車じゃないんだから。何年生きてんだ私。

ダナンなんだな〜ん その⑤

ダナン旅行記ももう⑤かよ。

 

 

目当てのダナン食器を無事に手に入れた私はその開封は帰国後の楽しみに残し、ダナン最後の海に行くことに。

海に向かう途中に大好きなバインミーを売ってるお母さんがいるのでそれを買ってビーチで食べるのが最高。

 

「ダナン ビーチ」で検索すると一番ヒットするのが「ミーケービーチMy Khe Beach」(猫の名前みたいで可愛い)

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しかし私がいつも泊まる激安ホテルからは歩いて10分以上かかるのでそっちには行かず目の前の名前もよく分からん海に行く。

名前が分からないと言ってもとても綺麗に整地されていてむしろ人が少なく落ち着いて大好き。

今度行くときは絶対に本を持って行って読書しようと思ってる。

海ではしゃぐ外国人カップルや子どもを眺めながら食うバインミーのうんまいこと。

 

 

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パラソル付きの椅子が借りられるよ。多分400円とかかな。もっと安かったかも。

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このカップルにこの写真あげたい。

カレピちゃっかり彼女のモモ触っているところが良い。お幸せに。

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お父さんかっこいい。

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ビーチの公園には謎に健康遊具がある。海外のビーチあるある?

これは結構きつかった。

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ザ!昼から海に一人でいる外国のおっさん!いいね!

ひょい!ひょい!と揺れていて可愛かった。軽快なリズム。

ビーチは白砂で海の透明度は低いしお魚なんて全くいません。ガチダイビングしたい人は離島?に行くらしいけど私はここでのんびり過ごすのが好き。飯食って海入って寝る。最高じゃん。

シャワー多分100円とかだったような。あと私は野生児なので海に面してる高級ホテルの外についてるシャワーを勝手に使ったりしてました。破天荒シャワータイム。「ここの宿泊者ですけど?」みたいな顔で使うのがポイントです。

 

 

ダナンなんだな〜ん その④

いよいよ年内の海外旅行は無理だなぁと切なくなる。

学校卒業したら一人で長期旅行行きたかったんだけどな〜どなどな〜

 

さて、ダナン旅行記もそろそろ終わるかな。

 

3日目は買い物の為少し離れた場所へ。

ずっと挑戦してみたかったバイクタクシーを利用して移動〜

 

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ホテルを出ればバイクに乗ってるにいちゃんがちらほらいるので適当に声かけてGoogle mapで行き先を見せる。

車のタクシーはメーターがあるんだけど、バイクは言い値。

ネットで1km走ってもらうのに大体いくらかかるのか、と相場を調べていたので目的地までこんぐらいかな〜と予想していた金額があったんだけどやっぱりそれより上の値段を言われれた。

私も負けじと値切ってみて、結局まあこんなもんかくらいの値段になって出発。

 

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風をビュンビュン切りながらビーチ沿いをバイクで走るという爽快感。

写真のミーケビーチはダナンで1番人気のビーチで半裸で歩く観光客とか背の高いホテルとかにバブルみを感じる。

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知らん若い男の後ろに乗っていることが不思議で自撮りとかしてみる。

 

10分くらいで着いたのが

YMastudio(イマスタジオ)

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今回の旅行ではダナンの食器を日本に持って帰るという目的があったのでいろんなショップを調べた。結果ここが1番良さげであった。

良さげとは、いかにもな観光客向けな空気もなく、適当なものを高値で売っていないことである。

そしてなによりベトナム好きが高じてダナンに移住してきたフランス人の店主がかっこよかった。

かっこいいとは、顔がいいとかスタイルがいいとかではなく好きな土地で自分が惚れたものを買い付けて販売するというその生き方のことである。まあ顔もスタイルもピカイチかっこよかったのだが。クゥ〜憎いね!三菱。

その憎きイケメン店主に「Where are you from?」と聞かれ「Japan(てへぺろ」と答えるとお店の看板犬を指差して「イッヌ!イッヌ!!」と興奮気味に紹介してくれた。

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イッヌ!はとても可愛いかったのだか私に愛想を全く振る舞わなかった。それどころかどこか冷ややかな目で私を見ていた。昔から動物には好かれない。それは海外でも同じなようだ。

 

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みてみて〜かわいいでしょ〜

ベトナム食器かわいいんよ。

ダナンに行った際は是非立ち寄ってみてください。

私が買ったものも超かわいいから次に紹介します。

お店のインスタ

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@yma.design.studio

イッヌ!のインスタ

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@inu.thedog

後から知ったのだが店主は私に『「dog 」は日本語で「イヌ」ということを知っている』ことを自慢していたわけではなくこのわんちゃんの名前が単純に「イヌ」くんだったのだ。

日本好き故に愛犬に「イヌ」とつけたらしい。かわいい。

 

力尽きた。今日はここまで。

 

ダナンなんだな〜ん その③

 

前回までのあらすじ

私はベトナム・ダナンに行ってる。

そしてダナンからタクシーでホイアンに行って戻って来たところ。多分。以上。

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アジア旅行には一つ残念なことがある。それは酒がビールばかりだということ。

私はビールではほぼほぼ酔うことができず、あれは苦い水だと考えている。

いくら飲んでも汗と尿になり、そして度数も低い上にまあまあな値段がする。

アジアのビールはかなり安価であるが(ダナンでは100円ほど)いくら飲んでも酔えない。

ホイアンでもビールしか飲んでいなかったのでダナンに戻って飲み直すことに。

そこでコンビニで出会った私の救世主ネプモイちゃん♡

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説明しよう!「ネプモイ」はもち米から作られたベトナムウォッカであ〜る!口に含むとベトナムの街角を歩いているような芳醇で甘い香りが広がる!アルコール度数は30度とアル中には嬉しい酒だ!(アマゾン調べ

 

そしてなんとも嬉しいのがダナンのコンビニの前には飲食スペースがあること!

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夜の浮かれたアジアンリゾートを見ながら飲む酒のうまいこと。

そしてコンビニで適当に買った謎の肉がドチャクソに美味(ヴィミ)だった。ミミガー(豚の耳)がブロックの塊になっていて軟骨のコリコリした食感とツナのようなしょっぱい味付けが最高だった。日本でも是非売って欲しい。多分致死量食うけど。

どっかで見かけたらぜひ食べてみて...。

私が紹介するとなんかヤバいもんみたいだけど本当普通に安全で美味しいから...。

写真撮ればよかった。

 

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↑イメージこんなで真空パックされて売ってた。

 

ホテル横のコンビニの前陣取って飲む酒は最高。

この歳になってコンビニにたむろしていたヤンキーの気持ちが分かる。

そして目の前をいろんな観光客が通るから面白い。

特に印象に残っている面白い観光客

①金髪色白ダイナマイトボディの彼女と細っこい彼氏

現地で買ったであろう変な柄のペアルックコーデカップルが歩いてたから「かわいいね〜!I love your style!」って声かけたら彼女の方が結構おしゃべりさんで少し話してくれた。

バカみたいな服で恥ずかしげもなく手を繋いで歩けるのは旅行のいいことだ。

最終的に「ここら辺にいいバーはあるか?」と聞かれたので近くのビリヤードがあるスポーツバーを教えてみた。2回も同じホテルに泊まると周辺の店や街の作りがわかって嬉しい。

 

②大方キマってるであろう謎のカナダ人ジジイ

そしてネプモイが2本目になった頃に隣の席に明らかにベロベロによってるジジイが座って来た。

話してみると見た目以上にイカれた男だった。

彼が言うには

「俺はカナダ人で今はタイのジャングルにたくさんの犬と住んでいる。ここには観光で来ていて明日帰る。ベトナムとタイは最高だ。YEAH.」

らしい。

葉巻を一本もらって吸ってみると絶対に日本で禁止されている味がして笑ってしまった。

このジジイがめっちゃ面白くて私は英検準2級の実力で頑張って話した。

ジジイはウイスキーの小瓶をちびちびと飲んでた。そしたら急にふらふらになりながらマンゴーを買って来て「これをウイスキーに突っ込んで食うとめっちゃうまい。YEAH.」とか言ってきたから「あたおかですやん。」て言いながら試してみると思いの外うまかった。マンゴーの甘さと喉がキュっとなるようなアルコール、そしてウイスキーの香りが最高だった。いや、でもこれは旅行中のバカテンションでやってるから美味かっただけで今やったら全然美味しくないのかもしれない。

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↑あたおかジジイ。後ろにおいてあるでっかい水をがぶ飲みしてた。彼は翌日、無事に帰れたのだろうか。

 

あと2回くらいダナンの記事あるけど、みんな飽きないでね。てか旅行行きたいねまじで。

みんなどこ行きたい?私はタイとキューバに行きたいよ。酒と女と音楽があるところがいいな。

ダナンなんだな〜ん その②

二日目の朝、外から聞こえてくる工事の爆音で目覚めました。渋谷のクラブもびっくりの大音量。

ドドドオ!!!ドドドドドッドドドオオドッッドっががががガッガガガガガガッッガガガ!!ウィンウィン!!!!!!!!ウィーーーーーーーーーーーンドドおドドッドドドドドオドっっドッドドオドド!!!!!!!!!ウィイイイイイイイン!!!!!!!!!!!

 

すみませーん!テキーラショットどこですかー?って。

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昨日ホテルに到着した時に受付で「隣が解体作業しているからうるさいかも。ごめんね。」と言われていたんですが「あー全然大丈夫。私マキシマムザホルモン聞いて寝れるタイプだしOKOK」って舐めてたんですよ。そしたら想像の500倍上をいくデシベルかましてきたね。お〜お〜やってくれるじゃない。私の二度寝ライフは終わったな〜なんて思っていたら受付のタンエットちゃん(のちに仲良くなる)が部屋に来て「もうちょっと静かな部屋に移動する?」と空き部屋に変更してくれました。

 

バインミーはママの味

無事に引越しを済ませた私は散歩がてらバインミーを探しに外へ。

バインミーはダナンのママ達が簡単なキッチンカーで売ってる死ぬほど美味いサンドイッチです。

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「ダナンに何故来るのか」といったらこのバインミーを食べに来たと言えるほど好きです。入国カードのpurpose of visitの欄に「バインミー!」と書きたいほど愛してる。

以下私が食べて来たバインミーちゃん達(本当はもっとあるけど写真撮る前に食べてしまう)

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 このかわいいサイズのフランスパンが美味しい!パン文化はフランス統治時代に入って来たらしいです。

それぞれママによって具材や味が違うので自分のナンバーワンを探すのも楽しい。「卵とパクチーが好き!」とかリクエストすると答えてくれるので好みを発見してみてね。

プリプリのお肉とミントが最高だよ。ミントって今まで料理に使ったことなかったけどダナンでかなりハマりました。最近路上に生えているミントむしって食べてるからね私。そろそろちゃんと自宅栽培するわ。

 

市場と働く女たち

そして市場で買い物をしに橋の向こう側へ。

 

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ダナンのでかい市場はこのコン市場とハン市場の二つです。

食品とか調味料とかとにかくなんでもここで買え!!!!絶対安いから!!!!!!!

欲しい商品を手にとったら店の人がまずIPhoneの計算機で強気な値段を見せて来ます。

それで私は「え〜ダックア〜!(高いよ)」と言ってその値段の半額を打ち込んで、向こうが「NoNo」とそれより少し高い値段を提示して来て、また私も負けじと値切って、の繰り返し。

みんな同じような商品を売ってるので一番安くで売ってくれる店を探します。

 値切るなんて普通経験しないからこれがめっちゃ楽しい。値切るためにいらないもん買っちゃったりする。

市場もママたちが店を切り盛りしていて働く女たちの熱気がとてもいい。店の脇でネイルしあってたり、ビデオ電話してたりと自由でいい雰囲気です。なぜか私も下着を買ったお店でビデオ通話に参加させられて「見て見てこれ私の友達。」と紹介された。ゆるい。


あ、生物も売ってるので匂いはかなりきついです。

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ご飯屋さんもあるんだけど私は諦めました。「そんなの気にしないぜ」という強者は是非ご飯も食べてみて。市場で働いている人向けなので他では見ないメニューもあるし、とにかくめっちゃ安いです。ワンプレートご飯が75円だった。

 

 

 リバーサイド・ホイアン

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夜はタクシーでホイアンまで。ダナンで「ホイアンまで」とタクシー運転手に言うとめっちゃ喜ばれます。片道2000円くらいなのでここではかなりでかい収入。大抵「帰りも迎えくるから俺のこと使ってよ。」と頼まれて待ち合わせ時間も約束します。

そして車で20分くらい。これが結構な田舎道を通る。見える風景から徐々に大きな建物が消えて行き、古い民家や空き地ばかりに。私はこの道を通る度に宮崎を思い出します。夕方の暑さ、田んぼと畑、家に帰る子ども。あるものは同じだけど違う国なんだよなーっと不思議な気分になります。

 

ホイアンはかつて国際貿易で栄え日本人街や中国人街もあったそうな。

江戸幕府とも仲良く貿易をしてたんだけど日本で鎖国が始まり街は衰退。

衰退しすぎてみんなに忘れられ、ベトナム戦争でも大きな被害を受けず奇跡的に古い街並みが残ってます。

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ランタンと黄色い建物が永遠と続きノスタルジックな世界に浸れる最高の観光地です。

街にはでかい川が流れているのでレストランのリバービュー席が人気。私的にホイアンのテーマソングは井上陽水『リバーサイドホテル』です。

 

私は前に雑誌で見て行きたいと思ってたカーゴクラブ」という店に行きました。

人気店で静かで涼しい2階席は無理だったので一階テラス。

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雑誌に載ってたマンゴーケーキを頼んだんだけどサイズが日本のケーキの並じゃねえ。でけえ。柔道部の男の握りこぶしくらいある。糖分の暴力。

隣の席のどっかの国のおじさんが一人新聞読みながらお茶してて絵になってた。私は必死にケーキ食べた。胃もたれした。

 

街には昔日本人が作った日本橋や、見るからに古い門とか柱が沢山あって結構長い時間楽しめます。

 

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ホイアンは可愛くて素敵な場所で、人気のお店も沢山あるので行きたいところ調べて行ってみてね。絶対好きな人と行ったらいいよ!

 

この後ダナンに戻ってバカ呑んで楽しかったんだけどその話はまた次に。

またね。

 

 

ダナンなんだな〜ん その①

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やっとベトナム・ダナン旅行記を書きます・・・!

 

\っよ!待ってましたーーー/

        \待ちくたびれたわよーーーー!!!!/

        

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ステイホームではありますが、このブログを読んでアジアの常夏ココナッツを感じて頂けたら嬉しいです。

さらにダナンに興味を持ってくれた方、是非ダナンに行ってみてください!

そしてもしよければ私も誘ってください!

ダナンどこ?って感じだけど少しでも魅力が伝われば嬉しいです...!今年の正月は櫻井翔もパパラッチされた隠れリゾート地だよ!楽しいよ!行こ!

私は旅先で1日に3回は靴擦れを起こし、泣きながら薬局を探し回るなどのイベントを開催しますがそれ以外はお利口にできます!あと旅行の前日にテンションが爆上がりしてバチクソに飲酒をキメて当日二日酔いで飛行機に乗る(または乗り過ごす)ことも多々ありますが機内では吐かないよう努めますので!大丈夫です!あとよく現地でゲーリーになりますがトイレも親にしつけられていますので!安心してください!

 

それではハッピーフライト

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羽田ーダナン ベットジェット 

深夜の空港って何であんなにワクワクするんだろうね。私は羽田国際空港のモスバーガーで500円もするハイネケン「小麦発酵させたくらいでお高くとまってんじゃねーよとキレながらポテトを食うのが好きです。私の旅はまずここからはじまります。

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 飛行機は格安航空会社「ベットジェット」でした。

が!これは失敗でした。絶対格安じゃなくベトナムエアライン」の方がいいです!

何でかっていうと酒が出ねーんだ格安は!こりゃいかんと!

前回ベトナムエアラインを使ったときは無限に日本酒を呑めましたからね。こんなんナンボあっても困らんですからね。

ちな、この旅行は【航空券+3泊4日ホテル】で確か4万いかんかったです。3万前半だったような。税込で!安いでしょ!下手したら宮崎帰るより安い!

でもベトナムエアラインだった時も同じ値段だったんよ!違いは何なん!おい!

 

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離陸から約5時間くらいで現地に着きます。ちか〜〜〜い!

あと空港からホテルまで秒で行けます。秒〜〜〜〜!

あとあとホテルからビーチまでマッハで行けます。マッハ〜〜〜〜!

 

ダナンに着くと、とにかく気温の高さにびびります。

なので空港のトイレは薄着に着替える旅行客でパンパンになります。そして女性トイレは化粧する人も多いので特に混みます。私は4年くらい前に39マートで買った「神」と書かれたボロTシャツ*にドンキで買った偽物アディダス短パン(ロゴが逆になっている)コーデに着替えました。これが本当の抜け感。CanCamもびっくりのおしゃ私服コーデ。1週間着まわし企画待ってます。

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*ちょうど今「神T」着てたからわざわざ脱いで写真撮った。4年間も私に気に入られているので余裕の笑みを浮かべている様子が見て取れるだろう。

 

ダナンはカフェが激ウマ&メニュー数多し

 

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空港についてホテルまで向かう途中は観光客向けの綺麗なカフェが沢山あります。

観光客向けと言っても一杯300〜500円とかです。ベトナムコーヒー(少量のバカみたいに濃いエスプレッソにバカみたいな量の練乳を入れたバカみたいに美味しいコーヒー)とか、冷たくて美味しいフルーツジュースとか、とにかくバリエーション豊かなメニューがあります。

店内もおしゃれで可愛い店ばっかです。

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ダル着で朝食を

そして早朝に到着したので早速朝ごはんを食べます。

ずっと行きたかった「ミークワン1A」

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これはミークワンといってパリパリおせんべいが可愛く乗った汁なし麺。

モチモチのきしめんみたいな。一緒に大量の草をもらえるのでこれを乗っけて頂きます。

(香草が苦手な人は乗っけなければOK)

ミークワン1Aはミークワンで成功したチェーン店らしく最高にうまかったです。

100円とかでした。今後出てくる地元料理は100円〜250円です。やばいよね。俺らマックのワンコインセットで喜んでる場合じゃねえよ。

 

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実際まだここら辺なのでこれから一生懸命海沿いのホテルまで歩きます。

私はバカだから歩いたけど普通はタクシーに乗ります。いや乗ってください。まじで激暑いので。普通の大人は死にます。

 

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何と言ってもこのロン橋っつーのがマジで地獄。

アスファルトで日光が照り返されてまじ暑い。アネッサもブチギレるレベル。

↓だって見てよこれ

 

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いーーーやこれ歩いたとかまじ笑うんですけどwwwwww

アホだろ。もう辛すぎてマジ泣きしたもんね。途中半裸で歩いてる現地の謎おじさんに「ねえマジ暑くない?疲れたんだけど!」って言ったら「?」みたいな顔されました。言語の壁。

 

このロン橋を渡りきると一気に地元感が出ます。

橋のあっち側(空港側)が市街地&オフィスで私が泊まるこっち側がビーチ&田舎、観光って感じです。多分これから開発進んじゃうけど。

 

 

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ホテルは前回と同じ激安ホテルSEA CASTLEです。(調べたら一泊500円とか。)

受付はバイトの若い女の子たちがやってます。

話しかけてみると色々教えてくれて心がほっこりするので私はここのホテルが大好きです。

 

到着して夜まで何したか全然覚えてないので多分寝てました。

 

瑠璃色の街、シャコの夜

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1日目の夜ご飯は海鮮屋台。

ビーチ沿いは沢山海鮮料理の屋台があって(屋台といっても大きいお店)どこも味や値段はほぼ変わらないので「ここでいっか〜」と思ったところに入ります。

学校が終わった小学生くらいの子がバイト?手伝ってたり、地元のおじちゃんたちが宴会をしていたりと異国の雰囲気を味わえます。

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店に一歩でも入れば「ハイ来たー!座って座って!」みたいな感じで席に通されます。

席に座ったらすぐ入口付近の桶コーナーに行きます。

そしたらメモを持った店員さんがきてくれれるので「これを蒸して、これは野菜と炒めて、あ、エビは辛くしてください。」みたいな感じで色々注文します。日本にはないシステムなので自分で調理法を選べて楽しい。


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私が特に好きだったのはレモングラスと一緒に蒸したシャコです。

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日本では高いシャコをここでは安価で死ぬほど食えます!手を汚しながら食べるご飯って本当美味しいよね。

余った料理は頼んだらパパッと包んでくれます。残ったご飯は海に持って行って食べたり夜のおつまみにしたりするよ。最高。

 

二日目に続くよ。

またね。